遊戯王 にはまってしまったようだ これは 萌を ほうしゅつするしかない▽
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※ほのぼの:クリスマスにて
恋人達のクリスマス。
恋人達のクリスマス。
12/26 AM 00:03
「…クリスマス終わっちまったな」
「そうだねぇ…。時間過ぎちゃった」
時計の針は止まる事を知らない。(壊れたとか、電池切れは別として)
無残にも過ぎる時間は、クリスマスを終えてしまってもう26日だ。
たとえ数分でも、それこそ数秒でも、日にちが変わった事に違いは無く。
ボクは無性に悲しくなって、大神の胸元に顔を埋めた。
「姫、どした?」
「…ん、何となく」
クリスマスの事を恋人同士の日って呼んでたのを聞いたけど、
大切な人とこうして過ごせたボクはきっと幸せ。
だからこそクリスマスという日が、時間がもっと続けばと思う。
現在時刻、00:03。
4分前に戻ってくれればまたクリスマスなのに。
時間は止まる事を知らない。
そう思っているうちに針はまた一つ進んで、00:04になった。
「大神」
「何?」
「大好き」
「俺も。ってか俺のがずーっと姫の事好き」
「ボクの方が好きだよ。だーい好き」
「俺のが好きだって!…あぁもう、可愛いマジで」
ぎゅって抱き締めてくれる腕は少し苦しく感じるけど、それもまた心地良い。
クリスマスだから(正確には26日)、余計に感慨深くなれるのかもしれない。
「もっとこのままでいたいな」
クリスマスを跨いで、26日。
何となく感じる虚しさを癒してくれるような、そんな大神の腕の中に居たい。
切実にそう思う。
どうせなら腕の中だけじゃなく、一つになりたいとか。
そんな女々しい事を考える自分に少しだけ苦笑いが零れた。
「メリークリスマス」
write:2006.06.10
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